2022/10/11
経理代行と記帳代行の違いとは?それぞれの特徴を解説
「経理代行と記帳代行の違いはなんだろう?」
「それぞれどのようなメリットやデメリットがあるのかな」
経理代行と記帳代行の違いがわかりにくいかと思います。
2つのサービスの違いを理解することで、効率化したい業務が明確になり、利用前・導入時の無駄なミスマッチを防げます。
違いを理解しないまま、サービスを利用しても業務の効率化は望めません。
2つの違いを正確に理解し、自社で効率化したい業務が経理代行と記帳代行のどちらなのか明確にしましょう。
今回は、経理代行と記帳代行の違いを理解していただくために、以下のトピックについて解説をします。
- ・経理代行とは
- ・記帳代行とは
- ・何の業務に、どちらが適しているのか
この記事を読むことで、経理代行と記帳代行の違いが明確になり、効率化のために何を利用すべきか理解できます。
お金も時間も削減し効率も上げたいのに、何を依頼してよいか分からない企業様は、ぜひ参考にしてください。
【目次】
経理代行とは
経理代行とは、経理が担当する業務の一部またはすべてを外部委託(アウトソーシング)することです。
経理の採用コストや毎月の給与コスト、日々の業務にかかる工数などを抑えることが主な目的となります。
経理代行でできること
経理代行では、「会計帳簿の記帳」「給与計算」「請求書発行」「支払い・振込」「納税」など業務を代行できます。
経理代行でできないこと
経理代行では、予算管理や資金運用はできません。
予算管理とは、資金調達、資金の使途、効果(売上)などの計画策定・実行・改善・向上を指します。
資金運用とは、基本的に日々の入出金を管理することです。
予算管理は計画策定という側面が強いのに対し、資金運用は日々の資金管理と状況把握の側面が強い内容です。
経理代行のメリット・デメリット
経理代行のメリットとデメリットはそれぞれ3つずつあります。
「メリット」
- ・人件費をかけずリソース確保できる
- ・ミスが発生しない
- ・本業に専念できる
「デメリット」
- ・アウトソーシングによるコストがかかる
- ・社内の経理人材が育たない
- ・情報漏洩のリスクがある
経理代行のメリットやデメリットは、「経理代行とは?業務内容からメリット・デメリットまで解説」で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
記帳代行とは
記帳代行とは、記帳業務を外部委託(アウトソーシング)することです。
記帳とは、会計取引の内容を帳簿に記載することです。
個人事業主や法人に関係なく、お金のやりとりを記録しておき、法人税や所得税を計算する際に活用します。
記帳代行でできること
経理の業務の中でも「会計帳簿の記帳」のみを代行するサービスです。
領収証に基づいて、会計ソフトに入力することを会計帳簿への記帳(以下、記帳)といいます。
専門的な知識を必要するため、判断に迷って時間がかかったり、誤った記帳に気が付かなかったり、業績をきちんと把握できなかったりなど、自社で完結しようとするとリスクがある業務です。
記帳代行を専門的に行う会社や、弊社が提供するraku-tianのように会計・税務のプロ、会計事務所を母体とする会社が、経理代行の一部として行う場合もあります。
記帳代行のメリット・デメリット
記帳代行のメリットとデメリットは以下のとおりです。
「メリット」
- ・経理業務を簡略化できる
- ・ミス防止につながる
- ・コア業務に時間を割ける
- ・コストカットにつながる
「デメリット」
- ・第三者に企業情報を開示する必要がある
- ・外注に際する管理コストがかかる
- ・外注先により料金設定が不明確な場合がある
記帳代行のメリットやデメリットは、「記帳代行とはどのようなサービス?メリット・デメリットまで解説」で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
raku-tianの記帳代行
株式会社TiAnが提供しているraku-tianは、記帳代行を含む経理の総合コンサルティングサービスです。
ご利用前に経理のプロがヒアリングを行ったうえで、会社ごとに最適な経理改善方法や、経理代行の項目をご提案します。
会社ごとの実情、経理の全体像を把握してから、必要なお客様には、記帳代行も行っていきます。
そのため、記帳代行に必要となる資料をご依頼する際、後からあれもこれもという非効率なやりとりがなく、ストレスフリーでご依頼いただけます。
経理代行と記帳代行のどちらを利用すべきか
経理代行と記帳代行のどちらを依頼すべきか悩んだ場合は、依頼したい業務内容を整理しましょう。
そのうえで、料金や効率化したい部分を考慮して選択してください。
1.業務の分別
まずは依頼したい業務内容の分別をしましょう。
経理全般を依頼したい場合は経理代行、経理の中でも記帳のみ依頼したい場合は記帳代行を利用しましょう。
依頼したい業務内容を整理することで、効率化したい業務が明確になります。
結果的に、無駄な時間をかけずに依頼ができ、スムーズなサービス導入が実現します。
2.予算の確認
経理代行や記帳代行を利用するには、費用がかかります。
一般的には、業務内容ごとに費用が決まっており、依頼する業務量によって費用が変動してきます。
「料金例」
- ・記帳代行:5,000円〜
- ・給与計算:10,000円〜
- ・請求書発行:10,000円〜
- ・振込代行:10,000円〜
- ・住民税納税:5,000円〜
経理コストを削減し効率化するための経理代行や記帳代行は、料金が不明確で導入時点で頓挫することも多いアウトソーシングです。
代行に使用できる予算をあらかじめ明確にしておき、予算内で代行サービスを利用できるように調整しましょう。
まとめ
経理代行は経理が担当する業務の一部またはすべてを外部委託(アウトソーシング)すること、記帳代行は経理の業務の中でも「会計帳簿の記帳」のみを外部委託外部委託(アウトソーシング)することです。
人件費をかけずリソース確保できることや本業に集中できることなどのメリットがある反面、第三者に企業情報を開示する必要があることや外部委託費用がかかることなどのデメリットがあります。
効率化したい業務が明確になりましたら、まずはお気軽にraku-tianにご連絡ください。
ご希望があれば、経理全般の改善をご提案をさせていただき、最終的に記帳代行のみご依頼いただくことも可能です。記事の内容をさらに深く確認したいなどのお問い合わせもお気軽にください。
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